西洋占星術とサビアン占星術
※こちらの記事も、自身のアメーバブログからの転載(改修)です。
庭の手入れなどを頑張った自分へのご褒美に?
今回は少しだけマニアックな
占星術の記事を書きたいと思います🍵
まず、西洋占星術ですが
個室でコツコツ、時間制限なしでやってるぶんには
いろいろと細かく見られるんですよね。
でも西洋占星術はどーしても
作用などより、星の表面的な性質とか
天体同士の関連性の方が優先されてしまいます。
時間に限りのある鑑定などでは(待たせないでやるタイプ)
細かいところまで見られる人はあまりいませんので
もともと「もや~」っとした色と関連の景色が
余計に「ぼや~」っとしてしまいます。
それを運勢とかバイオリズムとか言います。
もしくは見ていない部分の何かが欠けます。
これはベテランさんでも同じだと思います。
なので西洋占星術でわかるのは
だいたいの色合いと、尖った感じとか、ガチンコとかの
印象だけのような気がします。
占星術ソフトや天文歴によっては月齢も日食も出ませんし
非表示の天体もいくつかあったり…。
サビアン占星術を併用してはじめて
ハッキリとした名詞がいくつか出てきます。
西洋占星術 「赤っぽくてバランスがよくなさそうな」
サビアン占星術 「鳥たちが飛ぶ」
この2つを重ね合わせてやっと
「フラミンゴが飛ぶ」とか
「元気に飛び回るけど、目的地が曖昧」
とかの、もう少しはっきりしたイメージがいくつかできます。
その中から、自分のアンテナにくるものを選択すると
的中率や明確さが上がったりするわけです。
サビアン占星術はそもそも、西洋占星術を
ある程度マスターしていることが前提で
とりいれるもののような気がします。
たとえば「恋人たちの散歩」というサビアンだけ見ても
それが自分のことなのか
公園で見かける人たちのことなのか
ドラマや映画などで見るだけなのか
上司の不倫現場を目撃した噂話を聞くだけなのか
…どういう出方をするのかはわかりません。
ましてや、サビアンの指す本当の意味は
星座や天体の本当の作用(宿命・役割・性分)と
ハウスやアスペクトの本当の意味を知らないと
きちんと理解することができないようになっています。
この2つの占術を併用してはじめて、ある程度現実的な
「占星術」というものが動き出すような気がします。
たまに「1年1日法でそのまま読めばいいから簡単♪」
みたいなご意見も聞くのですが
フライパンで作れるのは、目玉焼きだけではないと
モーネルは思うのですよね。
もしかしたら、髪長姫の武器になるかも知れませんw
何が言いたいのかというと
1つのハウスというフライパンの上にある1つの卵が
サビアンなので、フライパンの素材
使わないほうがいい油の種類、火加減のバランスなどを
よーくわかってないと、目玉焼きさえきちんと作れない
可能性が高いということです💦
私ならまず、フライパンの正しい手入れ方法を見てから
火をつけて、卵料理を色々と考えて作ります。
誰かの才能や隠れたチャンスを明確に発掘したければ
上辺や片方だけ学んでも力不足になりやすい…
というのが私の考え方です。
両方とも同じくらい重要な占星術の手法で
バランスも深い理解も必要ということなのですが…
12星座、12ハウスの12進法
ムーンサイクルの13と30進法
昼夜の6進法
時間軸ごとの4進法
エレメントや、柔軟・不動・活動宮ごとの3進法
飛び級や乱反射✨のような、無軌道な追跡方式…
そういう複雑なものを重ねて追う楽しさは
一生続けられるパズルを手に入れたような気分です。
乱反射について、わかりやすい例をあげますと…
親御さんが3歳の牡羊座のお子さんに
文字を教えるにはどうするのが一番あっているかと
ご相談いただいたとします。
乱反射させることができない占術師であれば
「牡羊座は自由にやらせてあげるほうが…」
「大好きな車やヒーローの文具を買ってあげれば…」
みたいな意見が出やすいと思うんですね。
モーネルはよりよく機能させる方向で乱反射させるので
①牡羊座→文字・会話の3室(双子座)へ
②双子座→学習法を選ぶので、双子座の6室(蠍座)へ
③蠍座→時空を超えて残った道具=書道という「解」に到達
④書道教室に行く前の基礎学習で、蠍座の6室(牡羊座)へ
⑤牡羊座のサビアンが示すとおり、3歳での基礎では
〇△□で、書道に必要な「とめ、はね、はらい、書き順」を
楽しくクレヨンで始めることを「答え」として提案する。
(色の名前もついでに教えておくことも提案)
なのでモーネルの場合、お客様に
「まずはクレヨンで楽しく〇△□をたくさん書いて
いろんな模様が書けるようになったら、書道教室へ…」
とお伝えすることになります。
占星術って実に面白くて
人のやり方や理解度によって、答えが違うんですよね。
もちろん閃き重視でも良いんですが
技術論としてお話すれば
実際こういうふうに違ってきます、という一例です🍵
神話や度数や角度のお勉強も楽しいのですが
どうせやるなら、有意義にやりたいなぁと思っています。
星座やハウスの本当の意味や作用を考えるのと同じくらい
サビアン1つ1つの意味を掘り出していく作業も有意義です。
モーネルはサビアンの本と向き合ってもう20年くらいですが
まだ半分くらいしか掘り出せていません。
だからこそ、まだまだ楽しめるのですけど。
というか、まだ影も形もないはるか未来の社会での出方までは
どうやっても掘り出しようがないので
100%未完で私の人生は終わると思います🍵
素敵ですね、ホロスコープをいじくりたおしても
わからないことがあるって。
星(運命)は誰の未来も決めていないという証拠ですから。
そもそも占星術には「主語がない」ですし(*^_^*)